【寮生活編】卒業生が語るタキイ園芸専門学校【第四弾】
「農業の東大」と呼ばれる、タキイ研究農場付属園芸専門学校に関する情報をお届けします!
今回はタキイでの寮生活について、詳しくお伝えできればと思います。
筆者がタキイの学生生活の中で、最も重要だと思うのが寮生活です。
その理由については、本文を見ていただければわかるかと思います!
学校のホームページで書かれていることや、ネットに乗っている情報は省いてお伝えしますので、ご了承ください。
タキイについて詳しく知りたい方には、稀少な情報となっていますので、ぜひ最後までご覧いただきたいと思います!
寮の概要
タキイの寮は「若葉寮」と呼ばれています。
三階建てで、各階15~16部屋あります。
そのほかに、洗濯場、物干し場、食堂、大浴場、談話室、ホールなどがあります。
基本的には、食堂以外に外部の人は来ません。
(食堂は外部に委託しているためです)
生徒自治寮なので、寮の規則決めや受付、清掃など、すべて生徒が行います。
ちなみに、筆者の生徒時代には新たに、冷蔵庫が設置されることになりました。
実習後や休日は外出可能で、門限は消灯の10分前となっています。
数に限りはありますが、自転車の貸し出しもあります。
(確か1時間以内の貸し出しだったはず。。)
徒歩圏内にスーパー、コンビニはありますので、生活には困らないです!
部活動
タキイには部活動があり、生徒は好きな部に所属することができます。
入部は強制ではありません。
ちなみに、入りたい部にはいくつでも入部可能です。
(部活動の入部についてはそこまで厳しく管理されていないので、とりあえず入っておくという生徒が多いです)
基本は学業中心なので活動自体はあまり盛んではないです(特に運動部)
後期になると実習時間が短くなるので、徐々に活動が増えてきます。
筆者の在学時は新型コロナウイルスの影響もあり、大会には出場できなかったです。
寮のホールには陸上部や野球部の賞状が飾ってありますので、コロナが収まればまた大会に出られるかもしれませんね。
大会には出られなくても、グラウンドやコートを借りて、野球やテニス、バドミントン等の試合をすることはできます!
部屋割について
タキイでは、専攻生が部屋長となり、何人かの本科生を担当します。
その年の生徒数にもよりますが、大体、専攻生一人につき、本科生2~4名かと思います。
また、各部屋にタキイの社員さんが1人つきます。
特に、部屋長は1年間タキイで過ごしてきた猛者なので、本科生にとってのメンターと言えるでしょう(笑)
本科生は1部屋に2人(相部屋)になります。専攻生は1部屋に1人です。
最初は慣れない相部屋にストレスもたまるかと思いますが、できるだけ仲良くなった方が良いです。
1年間同じ部屋で過ごすことになるので、険悪な関係は互いにとってキツイと思います(笑)
悩みごとを打ち明けられるくらいの関係が理想ですね。
さて、部屋員、部屋長、担当社員の絆はかなり深いものになります。
(部屋にもよると思いますが笑)
今でも当時の部屋員同士で話すこともあるくらいです。
生徒時代には一緒にご飯を食べに行ったり、出かけたりするのでかなり楽しいと思います!
部屋の中にあるもの
部屋にあるのは以下の通りです。
- 折り畳み式ベッド
- 勉強机
- 折り畳み式テーブル
- 棚
まさに勉強して寝るためだけの部屋ですね。
ちなみに棚はかなり大きいので、過去には漫画で埋め尽くしていた生徒もいます(笑)
あと、勉強机には鍵付きの引き出しがあり、貴重品を入れるために使います。
折り畳み式ベッドはマットレスがないとかなり痛いので、床で寝る生徒も見受けられます。
校歌・寮歌について
余談っぽくなりますが、タキイには校歌と寮歌があります。
入学式、卒業式の際に歌うのですが、タキイ生ならかなり思い入れのある校歌・寮歌です。
多分、タキイの卒業生なら今でも歌詞を忘れてないと思います。
その理由は実際に入学・入寮すればわかると思います(笑)
生活に必要なもの
寮生活に際して、生徒自身で用意するものは以下の通りです。
- 洗濯洗剤
- シャンプー・リンス・ボディソープ
- 衣類
- 常備薬
あとは個人によって必要なものは変わってきます。
(マットレスや洗顔料、日焼け止めなど)
入寮初日に一斉に買い出しに行くので、そこまで必要なものはないです。
ハンガーや、掃除道具、洗濯カゴは買い出しの際に購入します。
足りないものは後々買い出しに行けますので、心配しなくても大丈夫です。
割と大事なエアコン事情
寮には各部屋にエアコンが設置されていますが、24時間使えるわけではありません。
決められた時間内しか使えないので、夏場はすこし辛いです(汗)
また、床に設置するタイプのエアコンなので、風向きや運転切り替えはできません。
なので、冬場はものすごい乾燥します(笑)
エアコンの稼働時間については、タキイの総務課の社員さんが決めています。
生徒では時間を決めたりできないので、夏場は頑張って耐えてください(笑)
昔はエアコンすら寮になかったそうなので、そのことを考えれば随分楽になると思います(笑)
寮の規則を破ったら...
帰寮時間を過ぎたり、寮の備品を正しく使っていなかった等、規則を破った場合は以下のような罰則が設けられています。
- 反省文
- 貴重品の没収
- 外出禁止
- 謹慎
- 退学
下に行くほど重い罰則となっています。
なので、一番課されることが多いのは反省文ですね。
退学に関しては、よっぽどのことがなければ大丈夫です。
(よっぽどのこととは、「暴力」や「違反を何回も重ねる」といった感じです)
ちなみに、反省文や外出禁止になる明確なラインは決められています。
しかし、ここで書いてしまうとネタバレのようになってしまうので、省かせていただきます。
入学してからのお楽しみということで(笑)
寮生活に馴染めるか不安な方へ
タキイでは交流が深まるようなイベントが多くあります。
例えば、入学早々には「歓迎マラソン」や「春季レク」があります。
夏には「夏季レク」、「体育祭」があり、冬には「ウサギ狩り」、「寮祭」が控えています。
専攻生が率先して、楽しい雰囲気づくりに徹してくれますが、せっかく出会えた仲間同士、仲良く楽しみましょう!
前にも言いましたが、タキイでは受け身ばかりではなく、能動的に行動してみてください。
イベント時には、お祭りのようなムードが毎回流れています(笑)
これを機に普段あまり話さない人と話してみることをおすすめします!
以前のタキイの記事でも書きましたが、寮生活で仲間と過ごした時間というのはいろんなところで役立ちます。
例えば、実習を円滑に進めるためにものすごく大事です。
タキイで行われる実習は一人でできるものではありません。
もちろん個々人の能力が大事になるときもありますが、基本は仲間同士のコミュニケーションが重要になります。
特に、ハウス更新やトンネル設置の実習ではビニールやスプリングを扱います。
いずれも一人で完遂できる実習でありません。
その際に、積極的にコミュニケーションをとらないと、後々面倒なことになります。
やり直しで二度手間になったり、それによる連鎖でほかの箇所もやり直しになったりと...
時間は有限です。
時間内に実習を終えることができないと、栽培計画などの予定が狂ってしまいます。
そういった点からも、寮生活で仲間と積極的に関わることはかなり大事になってきます。
おわりに
これまでタキイに関する情報を全四回に渡ってお届けしました。
特に、入学希望の方には役立つ情報があったのではないかと思います。
お伝えしきれていない情報も中にはあります。
(ネタバレ的要素が大きいので...)
本記事が、タキイへの入学希望を後押しできたら筆者も嬉しいです。
また、タキイを知らなかった人には、興味を持ってもらうきっかけになれればと思います。
いずれにしても、タキイで一年間学ぶことの意義はとても大きいです。
卒業して、「やっぱり入らなければよかった」なんてことは絶対にないです。
何か自分を変えるきっかけが欲しい方にもぜひ、おすすめしたい、そんな学校です!
ちなみに、筆者はタキイの回し者でも何でもないです(笑)
ただのタキイの本科卒業生です。
母校に何か恩返しできればと思い、本記事を書くことに決めました。
拙い文章で読みにくい箇所もあったと思います。
ですが、タキイの魅力は伝えられるだけ書いてきました。
本記事が少しでもお役に立てればと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。