【絶対合格!】日本農業技術検定2級に合格した方法

2023年8月29日

そろそろ日本農業技術検定の季節かと思います。

農業系高校・大学の方はもちろんのこと、新規就農を目指している方や農業系企業にお勤めの方も受けることが多いのではないでしょうか。

農業を志す方にとってはメジャーな検定ですが、一般的にはあまり知られていないと個人的には感じています。

そのことも相まってか、具体的な勉強法に関する情報も少なく感じます。

手前味噌ですが、私は高校在学中に2級に合格しました。

今回は私が日本農業技術検定2級に受かった時の勉強法をお伝えしようと思います。

ここに書いてある勉強法が絶対というわけではありませんが、少しでもお役に立ち、今後の農業の発展に繋がればと思います。

用意するもの

私が勉強に用いたものは以下の通りです。

  • 過去問集(5年分あると良いが、難しい場合は最低3年分)※直近1年分の過去問は問題集代わりに使用します
  • 公式の参考書

上記のものに加えて、単語帳やマーカーなど自分に合うものはその都度使ってください。

ステップ① 答えを見まくる

まずやったのは、「過去問の答えだけを見る」ということです。

決して「問題は見ず」に答えを見ていました。

この時に重要なことはひたすら答えだけを見るということです。

覚えようと必死になるのではなく、パラパラとページをめくっていきます。すると徐々に覚えていくはずです。

注意してほしいのは、答えの記号ではなく、中身を覚えるということです。

例えば、問題の答えが「③軟腐病」という場合、解答には「③」と書かれていることがあります。

このようなときは、問題の方で選択肢の中身(この場合は軟腐病)を確認してから覚えるようにしてください。

この過程は3日~5日で終わらせましょう。

ステップ② 問題文と照らし合わせる

ステップ①と同様にパラパラと見るだけで大丈夫です。

答えを1問見たら、その問題文を見るといったように取り組んでください。

この過程は10周行いました。

回数を重ねるごとに頭に定着していくのが実感できると思います。

個人的にはこの過程が勉強のモチベーションに大きく関わっていると思うので、挫けずに気楽に取り組んでください。

ステップ③ 解説を読む

上記のステップ②に解説を加えます。

答え→問題文→解説 といった具合です。

解説を読むときも今までと同じようにパラパラと読むようにします。

最初は時間をかけずに斜め読みをして、徐々に時間をかけてじっくり読むようにしてください。

また、解説を読むときは、読んだ時の感想を解説の傍に書き留めるようにしてください。納得したときは「なるほど!」、難しいと感じたときは「なんそれ!」など、インパクトがある方が良いです。

繰り返し解説を読むときにそれらがトリガーとなり、記憶を呼び起こしやすくなります。

感情ごとに色分けすると尚良いです。

この過程もステップ②と同様に10周行いました。

ステップ④ ランク分け

上記の手順に沿って勉強をしていくと、よく出る問題とそうでない問題に気づくかと思います。

そこで、それらの問題をランク分けしていきます。

細かく分けるとわかりにくくなってしまうので、3段階に分けると良いです。

分け方は自分が分かればOKです。私は「ABC」で分けていました。

この作業を全ての問題に行います。

ステップ⑤ 参考書を読む

いよいよ参考書の出番です。

参考書を読んでいくと、過去問で目にした文やキーワードに出会うと思います。

それらは必ずチェックしておきます。

逆にそれら以外はあまり重要ではないので、さっと目を通す程度に留めておきます。

なぜこのタイミングで参考書を読むのか気になる方もいるかと思います。

勉強を始めるときに、いきなり参考書から読み始める方がいますが、あまり効率が良いとは言えません。

というのも、試験というのは過去問を参考に作られる場合が多いからです。

つまり、過去問を覚えてしまえば、そのまま得点に直結するのです。

確かに、参考書を覚えてしまえば試験でどんな問題が出てもほとんど困ることはないでしょう。

しかし、参考書の暗記には膨大な時間がかかるうえ、出るかもわからない内容を疑心暗鬼になって覚えるのはあまりに非効率ではないでしょうか。

試験問題に挑戦

ここまでのステップに取り組んだら、いよいよ本番形式で問題を解いていきます。

タイマーをセットして、どのくらいで解き終わるのかシミュレーションしてみましょう。

答え合わせをしたら間違えた問題の見直しをして、参考書の確認をします。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

上記の勉強法はあくまで一例ですので、自分に合わないと思ったら都度変更していくと良いと思います。

勉強期間についてはあまり言及しませんでしたが、前もって早めに勉強を始めることをお勧めします。

そのほうが気持ち的にも余裕が生まれて勉強に取り組みやすくなると思います。

私は夏季休暇を利用して本格的に勉強を始めましたので、4~5か月間の勉強で受かりました。

心配な方は半年前から始めれば良いかと思います。

本記事がお役に立てれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。